◆ はじめに

 役人コーチ.comのWebサイトへようこそ!役人コーチことプロフェッショナル・コーチの石田恵介です。

 「コミュニケーションを変えれば人生が変わる!」

 私がコーチングと関わるようになって実感していることです。ここでいうコミュニケーションとは、自分と自分以外の人とのコミュニケーションはもちろん、自分自身とのコミュニケーションも含みます。

 私の場合は特に、コーチングが「自分自身の行動変容」と「子どもとの関わり方」の中で、とても機能しています。

 自分自身、以前は自分と違う考えを持つ人や価値観が合わない人に対して「何で分かってくれないんだろう?」「何でこの人はこうなんだろう?」と思い、相手に自分の考えや思いを押しつけたり、論破しようとしていました。自分の中で「善か悪か」「0か100か」の二極化を起こしていたんですね。
 それがコーチングに出会ってから「その人はその人なりの価値観がある」「なぜ、この人はこういう反応を示すのか。背景は何だろう?」「人を変えるより自分が変わった方が楽」と考えるようになり、対人関係で悩むことがほとんど無くなりました。コーチングが自分自身に機能し、自分をコーチしたのでしょう。
 また、決断と行動が何倍も早くなりました。事実、コーチングを本格的に学び始め、自分にコーチをつけるようになってから、自分の本当にやりたいことが明確になりました。その結果、1年もたたずして公務員という安定した身分を辞し、プロコーチとして独立するまでに至りました。
 私は、なりたい自分への第1歩をすでに踏み出しています。そして、これからも予定の何倍ものスピードで成果を手に入れていくつもりです。

 もう1つコーチングの成果として上げられるのが「子どもとの関わり方」が変わったということです。子どもが生まれた当初から、父親として十二分に関わってきたつもりです。しかし、それは「自分が関わりたいように関わっている」「子どもがやりたいことをやるのではなく、自分がやらせたいことをやらせている」だけでした。

 こんな経験があります。

 私は中学生の時から今までサッカーをやってきたので、子どもともサッカーをして遊ぶことが多いです。コーチングを学び始める前の私と子どもとの関係は・・・

私「ボールを蹴る瞬間、足首を固めて足の指を下にグッとして、立ち足はボールの横においてけるんだよ」

息子「こう?」

私「違う」

息子「こう?」

私「そうじゃないよ、もっと膝をやわらかく使うんだよ」

息子「こう?」

私「お、上手い。もう一回やってみ?」

息子「こう?」

私「んー、地面蹴っちゃってるよ」

こんな感じで繰り返していると・・・

息子「次、野球にする」

私「え?もうちょっとやってみなよ」

息子「えー、野球がいい」

私「なんだよ、もっと集中しろよ」

もちろん、野球でも同じような会話。
しまいには、「のど渇いたからおうちに帰る」て感じでした。
今思い返すだけでも嫌になりますね。
「教えてあげる」という名の押しつけです。

でも、最近は

私「今日はどんなボールを蹴りたい?」

息子「んーー、シュー!って感じかな」

私「じゃ、シュー!っていうの見せてくれる?」

息子:ボールを蹴る

私「どうだった?」

息子「んー、いまいち」

私「そう?今ボールのどこら辺を蹴ったの?」

息子「え?わかんない」

私「じゃ、次はどこら辺蹴ったか教えてくれる?」

息子:ボールを蹴る

私「どう?」

息子「ボールのここを蹴ったんだけど、なんか違う」

しばらくボールを蹴り続ける

と、いいボールが飛んでくる

私「お、今のいい感じじゃない?」 


息子「うん、いい感じだった」

私「今、どうやって蹴ったの?」

息子「うーんとね、ボールのここら辺を蹴った」

私は「どこで?」

息子「足のこの辺」

私「そうなんだ。今のボールを蹴った姿、自分でどう思う?かっこよく見えたんだけど」

息子「えーーー?そうかな?(嬉しそう)」

この後、30分近くボールを延々と蹴っていました。

こんなコミュニケーションを続けて半年、今では10m程度のパス練習(ゴロも浮き球も)ができ、私の本気パスを足の裏ピタリと止めてみせます。
最近はとんでもない弾丸シュートを放つようにもなってきて、子どもの成長を目の当たりにでき嬉しい気分を満喫しています。

そんな時「今のすげぇじゃん!どうやって蹴ったの?パパに教えてよ」て聞くと

「ボールと蹴る方向を見てから蹴るんだよ。あ、あんまり助走つけちゃダメだよ。パパも試合のときにやってみな」なんて生意気な答えが返ってきます。

彼自身、自分のことを話すことで、身体で覚えたことを再確認できているんでしょうね。
息子とこういったコミュニケーションをとるようになってから、サッカーや野球に限らず何をやるにしても集中力の高さを感じます。年齢が上がってきたこともあるのでしょうが、なんというか「自分からやる」ようになってきた気がします。親がいちいち口を出さなくても。

「子どもの能力を引き出す」なんて言いますが、子どもの能力を伸ばすためには「集中力を高める」ことが一番だと感じています。確かにセンスの有無もあるかもしれませんが、もともと子どもは「できる才能をもっている」のです。それを上手く引き出すには、やはり「集中して、そのことをやり続ける」ことだと思います。親はその環境を作ってあげれば良いのです。

ただ、忘れてはいけないのが、「子どもの集中力は大人が思っているほど長くは続かない」ことです。
そして、その集中力は「子どもが興味を持ったもの」に対して働くもので「親が興味を持たせたいもの」ではないのです。
熱い思いもほどほどに、でしょうかね?

赤ちゃんが歩くまでのプロセスを見ても、だれも歩く能力を引き出そうと思って接している親なんていないのではないでしょうか。赤ちゃんは自分で何度も何度も同じ動作を繰り返し、立って尻餅をついて、立っては尻餅をついての繰り返しで歩けるようになっていきます。
誰のためでもなく自分のために歩きたいから歩くんですよね?

「全ての子どもにコーチをつけること」

「すべての親がコーチングスキルを持つこと」

これも私のミッションです。


◆ コーチングとは

 コーチングとは何か?コーチの語源は、「馬車(coach)」からきており、人を目的地まで運び届ける乗り物を表すことから、「クライアントの目標達成をサポートする人。あるいはそのスキル」と言われています。

 「コーチ」というと、スポーツの世界では耳慣れた言葉でわかりやすいと思うのですが、優秀な選手にはそれぞれ優秀なコーチがついています。選手にはそれぞれ目標があります。「オリンピックで金メダルととる!」「今度の試合でホームランを打つ!」「今シーズンは得点王になる!」その目標達成をサポートするのが「コーチ」です。ただ、スポーツのコーチのイメージは「サポートする」というより、「教える」「指導する」「鍛える」といった「ティーチング」のイメージの方が一般的かもしれません。
 
 しかし、タイガーウッズやイチロー選手を思い浮かべてみてください。彼らに技術指導できるコーチっているでしょうか?
 
 初心者レベルの人に対しては「教える」「指導する」「鍛える」という行為が効果を発揮するでしょうが、そのレベルが上がるにつれ、「教える」「指導する」から「良いイメージを持たせる」「環境を整える」「考えさせる」行為にシフトしていきます。
 タイガーウッズ選手に「ティーショットはこうやって打つんだよ」と教えるのと、「次はどんなショットを打ちたいの?」と質問するのと、どちらが効果的でしょうか?
 これは、何もスポーツの世界に限った話ではなく、ビジネスシーンや子育てシーンでも同じことがいえるでしょう。

 いずれにしても「一人で目標を達成していく」のと「コーチと一緒に目標を達成していく」とでは、モチベーション維持の視点からも、行動変容・行動継続の視点からも、後者の方がより目標達成を早く確実に引き寄せることができます。ここにコーチをつける意義があるのです。


◆ セルフコーチングしてみよう

◆ まだ気づいていない自分を知る

 次の質問を自分に投げかけてみてください。

 「3年後の自分を3分間、語ってもらえませんか?」

 3年後、どんな自分になっていたいか、とにかく3分間中断せずに話し続けてください。同じことの繰り返しでもかまいません。

 3分間話し続けた後と話す前とで、ご自身の中に変化がありませんか?あったとしたらどんな変化ですか?

 私の場合、3分間話し続けることで、今まで考えたこともないような言葉が口から出てきました。自分がこんなことを考えていたんだと改めて気づきました。

 コーチングではこれを「オートクライン」といいます。

 自分の思いを口に出し、その言葉を自分の耳で聞き、新たな気づきを得る。
 
 この「オートクライン」の効果は、頭の中がアイデアであふれている起業家の方、日々めまぐるしい環境変化の中にある経営者の方には、てき面に現れます。

 以下の質問はどうでしょう?
 同じく3分間、話し続けてみてください。

 「あなたの夢は何ですか?」
 「3年後、どんな状態にありたいですか?」
 「それを手に入れるために、今何をしていますか?」

 何かに気づきませんか?「ひらめき」が起きてきませんか?

 自分で自分に質問するだけでも、「新たな気づき」や「ひらめき」が生まれてくるものです。


◆ それって行動に移せてますか?

 「よし!ダイエットするぞ!」「毎日5kmは走るぞ!」「飛び込み営業をかけるぞ!」「転職・独立するぞ!」

 人は「決める」ところまでは、なんとかなるものです。

 しかし、なかなか第1歩が踏み出せない、踏み出したけどすぐ止めてしまう、やっぱりあきらめてしまう、という経験はありませんか?

 自分で自分をコーチできることが理想です。しかし、自分は自分。冷静に自分を見つめたり、現状を客観的に俯瞰したり、決断したことを行動に移したり、行動を持続するためには、セルフコーチングでは限界があります。(ダイエットや禁酒・禁煙の成功確率が低いのと同じですね)

 コーチは、「オートクライン」を促すための質問を投げかけます。
 コーチは、「行動を起こす」ための質問を投げかけます。
 コーチは、「行動を持続する」ための質問を投げかけます。

 あふれるアイデアをまとめるために、まだ気づいていない視点に気づくために、これから進む道を明確にするために、そして、決断し、行動を起こし、成果を手に入れるために、コーチングを受けてみませんか?
 

◆ コーチングとカウンセリング・コンサルティングの違い

 「コーチングとカウンセリング・コンサルティングの違い」は、コーチングを説明する際に、よく引き合いに出されます。

 私見ですが、簡単にその違いについて説明します。

■ コーチングとカウンセリング

 コーチングとカウンセリングの一番の違いは、カウンセリングが現在の問題解決のために、クライアントの過去に焦点を当てるのに対し、コーチングは、クライアントがこれから手に入れる未来に焦点を当てる点です。また、カウンセリングがクライアントの気持ちに焦点を当てるのに対し、コーチングではクライアントの行動に焦点を当てます。
 つまり、コーチングでは、クライアントが未来の成果を手にするために「行動を起こしたか」「行動を変えたか」「行動を止めたか」に焦点を当てていきます。そのため、目標やゴールを持たない人にコーチングは機能しないと言われています。

■ コーチングとコンサルティング

 コーチングとコンサルティングともにクライアントの未来に焦点を当てる点では同じですが、そこに到達するためのプロセスに違いがあります。コンサルティングでは、クライアントからのヒアリングを元に、コンサルタントが現状と課題を分析し、戦略や解決策をクライアントに提示します。つまり、答えはコンサルタントが持っています。
 一方、コーチングでは、クライアントとコーチが会話を通じて、クライアント自身が現状や課題を分析し、自ら決断、行動を起こせるようにアプローチします。つまり、答えはクライアントが持っている(気づいていない場合が多いです)という立場をとります。
 例えば、同じ「勉強する」という行為をみても、親に「勉強しなさい」と言われて勉強する場合と、自ら「勉強しよう!」と思うのとでは、その成果は明らかでしょう。コーチはあなたが「勉強しよう!」と思うような環境を設定するサポートも行います。


 以上、挙げましたが、どれが良くてどれが悪いということではありませんし、それぞれ明確な線引きというのはないのだと思います。特にパーソナル・コーチングの場合は、カウンセリング的関わり合いからコンサルティング的な関わり合いまでトータルに提供しないと、クライアント様に満足・感動していただけないと考えています。

 コーチングでは「答えはクライアントが持っている」「コーチはアドバイスしない」という立場に立つことが多いです。
 しかし、私の場合は、「意志決定や行動をサポートするために、コーチの側から積極的に提案する」という立場をとっています。もちろん押しつけたりはしません。「では、何から始めますか?」と質問だけするコーチと、それに加えて「こういう方法は考えられませんか?」と提案まで行うコーチと、あなたはどちらのコーチがよいですか?

 私は、「コーチング」と「コンサルティング」をミックスさせた「コーチ・コンサルタント」という立場で、あなたの成果をサポートをします。